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5/13/2013

エスクローの開設とデポジットの送金

オファーが通ると、売買契約が成立します。そうすると、買主は、まず1000ドルの保証金を送金する必要があります。Deposit は、預り金、手付金という翻訳もあります。では、そのお金をどこに送るのかということですが、不動産エージェントでも買主でもありません。エスクローに送金します。

エスクローという言葉は、ネットのオークションに関する支払いで日本でも少し使われ始めていますが、一般には馴染みがないと思います。エスクローは、デポジットをはじめとする購入資金を預ける口座のような意味で用いられる場合と、そういうサービスを提供している会社、エスクロー会社を意味する時があります。

エスクロー会社は、まず、売主が売買可能な所有権を持っているか、所有権に余計な担保がついていないか、必要な税金を収めているか、などを調べてくれます。また、不動産の代金は、売主から買主へ所有権の移転が完了してから売主に渡りますが、それまでエスクローでその資金が管理されます。つまり、エスクロー会社は、買主と売主に対して中立な立場で、所有権を確認し、所有権が移転するのを見届けてから、買主によってエスクローに預けられた購入資金が、売主に支払われるのです。

以前に外国送金について書きましたが、最初の1000ドルは、エスクローの開設後すぐの送金を求められます。開設されたエスクローに番号があるので送金の際に指定します。頭金を用意するまでには、いくつかの難関があるので、まだ全額をドルにするのは早すぎる?となると、自分の銀行口座を使ってドル送金を送るのが現実的だと思います。因みに、海外送金は、マネーロンダリング防止のために、日本円を銀行に持ち込んで行うことができません。口座を持っている銀行から自分の口座にある日本円をドルに替えて送金することになるのでご注意ください。

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