いよいよトラストの準備―その必要性 | ハワイ、ワイキキでコンドミニアムを買う!  

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7/30/2014

いよいよトラストの準備―その必要性

ワイキキのコンドミニアムを見つけて購入するところからこんなところまで来たか!という感じがします。確定申告も自分には関係のないことだと思っていましたが、ましてや自分でトラストを設定するなんて、どういうことなんでしょうか?トラストという言葉は知っていましたが、コンドの購入とトラストが結びつくなんて想像していませんでした。

それで、トラストとは何か?についてまとめて行きたいと思います。

と言いながら、今日はトラストそのものではなく、なぜトラストが必要かという理由を明確にします。

トラストというのは、自分が死んだ時に、相続がスムーズに行くようにつくるものです。では、なぜそんなことをしなければならないのでしょうか?それは、アメリカでは何の準備もしないで死んでしまうと、弁護士を雇い裁判に等しいプロセスを経なければ、財産の譲渡が成立しないからです。遺言があっても完璧ではありません。このプロセスをプロベート(Probate)、検認裁判と言います。

遺産に関してプロベートが始まると、残された家族は遺産を勝手に処分することは許されません。手続きが完了するまでに数ヶ月から長いと1年以上が必要になります。カリフォルニア州では平均18ヶ月という記事がありました。プロベートは時間だけでなく弁護士費用もかかります。30−40万ドルのコンドミニアムでも確実に1万ドル以上になるようです。

自分では死にたくなくても、病気や事故で突然に命がなくなる可能性だってあるわけで、万一のことを想定して無駄な費用と時間がかからないようにしておくのが賢明です。トラストの設定は、プロベートの費用の数分の一で済み、相続も滞りなく行えます。正しく保険だと思ってトラストを作るのが良いと思います。

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